【バルセロナ=共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで自らの世界歴代最高得点を塗り替えて男子初の3連覇を果たした21歳の羽生結弦(ANA)が、フリーから一夜明けた13日、バルセロナで取材に応じ「正直このプレッシャーの中で良くやったなと驚いている。(NHK杯と合わせた)2週間何とか切り抜けられた」と安堵感をにじませた。
「練習に耐えうる体があるのは幸せ」と、けがに苦しんだ昨季との違いを指摘。2連覇を狙う2018年平昌冬季五輪では、北米向け放送を優先し、異例の午前に競技開始となる可能性に触れて「どんな状況でもこの演技をしないといけない。大きな目で(今後の)3年間は学ばないといけない」と気を引き締めた。
この日のエキシビションには、女子で2位の宮原知子(大阪・関大高)や、男子3位の宇野昌磨(愛知・中京大中京高)とともに出演し、フィナーレでは4回転ループを披露した。