スズキ（7269）は18日、四輪車生産を手がけるインド子会社のスズキ・モーター・グジャラート（ＳＭＧ、グジャラート州）に310億ルピー（約570億円）を追加出資すると発表した。手元資金を充当し年内に払い込み、工場稼働のための設備投資に充てる。同社はスズキの完全子会社で資本金は10億ルピー（約20億円）。増資後の資本金は320億ルピー（約590億円）になる見通し。

インドでは自家用車の普及が進んでいるほか、インドから世界市場への輸出も伸びている。スズキはインドに年間150万台の生産能力を持つが、現状で上限に迫っているという。今回の追加出資で今後の増産に対応する。

スズキは2016年３月期の連結業績に与える影響は軽微としている。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕