25日早朝の東京外国為替市場で円相場は続伸して始まった。8時30分時点では前日24日の17時時点に比べ31銭円高・ドル安の1ドル=120円14~19銭だった。8時30分前に120円13銭近辺と10月28日以来、約2カ月ぶりの高値を付けた。クリスマスシーズンで商いが細る中、海外勢の一角から持ち高整理とみられるドル売りが散発的に出ており、円を押し上げている。
8時30分に発表された11月の全国消費者物価指数(CPI)や家計調査、完全失業率などの国内経済指標には今のところ特に反応はないようだ。
円は対ユーロでは続伸している。8時30分時点では同31銭円高・ユーロ安の1ユーロ=131円55銭~132円ちょうどと、買い注文と売り注文の差がかなり開いている。朝方の取引では131円70銭近辺での水準で取引が成立した。対ドルの円高に足並みをそろえて円買い・ユーロ売りが入った。
ユーロはドルに対して続伸して始まった。8時30分時点は同0.0019ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0966~69ドルだった。対ユーロでも持ち高調整のドル売りが出た。〔日経QUICKニュース(NQN)〕