フィリピンで少女とのみだらな行為を撮影したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)と火薬類取締法違反の罪に問われた横浜市立中学校の元校長、高島雄平被告(65)=同市金沢区=に、横浜地裁(大森直子裁判官)は25日、懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。
大森裁判官は判決理由で「フィリピンの経済的苦境に乗じ、性的欲求を満たすために犯行を繰り返した。児童への悪影響を顧みない身勝手な態度は強い非難を免れない」と指摘した。
判決によると、フィリピンのホテルで2013年12月21日ごろ、12、13歳とみられる少女2人とみだらな行為をする様子を撮影し、データを保存し児童ポルノを製造。昨年1月1日ごろにも13、14歳とみられる別の少女と同様の行為に及んだ。また昨年2月13日、自宅で実弾4発を所持した。
神奈川県警は4月に逮捕。県警によると、延べ1万2千人を超す女性を買春したと供述し、自宅書斎に約14万7600枚の写真を保管していた。〔共同〕