国際通貨基金(IMF)が現地時間の6月30日、米国ワシントンで発表したデータによると、今年第1四半期(1-3月)には各国の中央銀行が新型コロナウイルス感染症の発生後に大量の米ドルを買い入れたため、IMFに報告された外貨準備高のうちドルの占める割合が61.9%に達し、ドルの割合は引き続き世界一だったという。澎湃ニュースが伝えた。
今年第1四半期には、ドルの外貨準備高が6兆7940万ドル(1ドルは約107.5円)に達して、外貨準備高に占める割合は61.9%に達した。昨年第4四半期(10-12月)のドルの外貨準備高は6兆7440億ドルで60.8%だった。ユーロは外貨準備高に占める割合が昨年10-12月期の20.5%より微減したが20%で安定し、日本円も横ばいで5.6%で安定した。
人民元の占める割合がわずかに上昇し2.02%となり(昨年10-12月期は1.9%)、2016年第4四半期にIMFがこのデータの報告を開始して以来の最高を更新し、オーストラリアドルの1.55%およびカナダドルの1.78%を上回った。
IMFのデータによると、世界の外貨準備高は昨年10-12月期の11兆8240億ドルからやや減少して今年1-3月期は11兆7310億ドルになった。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年7月2日