今季のパ・リーグ最優秀選手に輝いたソフトバンクの柳田悠岐外野手が25日、福岡市のヤフオクドームで契約更改交渉に臨み、3倍増の年俸2億7千万円でサインした。首位打者とトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を史上初めて同時に手中にしたプロ5年目のスラッガーは「最大級の評価をいただいた」と笑みを浮かべた。
27歳の柳田は138試合に出場し、打率3割6分3厘、34本塁打、99打点、32盗塁で球団初となる2年連続日本一に貢献した。三笠杉彦球団統括本部副本部長は「査定基準に収まらない活躍だった」と賛辞を惜しまなかった。
来季の目標には、大リーグでボンズ(ジャイアンツ)ら過去4人だけが到達した40本塁打、40盗塁の「フォーティーフォーティー」を掲げた。「日本のプロ野球で誰も達成していない。無謀な挑戦だとは思うが、もっと成長したいという気持ち」と言葉に力を込めた。(金額は推定)〔共同〕