J・フロントリテイリング(3086)が25日発表した2015年3~11月期の連結決算は、純利益が前年同期比80%増の184億円だった。訪日外国人客向けの売り上げが好調で、富裕層向けに高額品の販売も伸びた。
売上高は3%増の8493億円だった。大丸松坂屋百貨店の免税売上高は前年同期の約3倍にあたる253億円にまで膨らんだ。高級ブランド品や化粧品などの販売が伸びた。
16年2月期の売上高は前期比3%増の1兆1800億円、純利益は同28%増の255億円と、従来予想を据え置いた。引き続き訪日客向け販売が好調に推移し、大丸心斎橋店本館の建て替えに伴い計上する特別損失を吸収する見通しだ。〔日経QUICKニュース(NQN)〕