【ロンドン=共同】ロイター通信などによると、ノルウェーの排他的経済水域(EEZ)にある北海の複数の油田が12月31日、暴風雨の影響で生産停止や従業員の避難に追い込まれた。
英石油大手BPは、バルホール油田に制御不能になった大型の荷船が接近したため、海上の採掘施設から従業員を避難させた。米石油大手コノコフィリップスも、エコフィスク油田の2鉱区で生産をやめ、従業員を避難させているという。
トロールガス田では30日、中国企業が保有する採掘施設を高波が襲い、1人が死亡、2人が負傷する事故も起きた。
一方、北海を挟んで対岸の英国では、大雨による洪水被害が深刻化。地球温暖化が影響しているとの見方も報じられている。