中国海洋石油集団有限公司(以下、中海油)が20日発表した情報によると、中国初の自営深水油田群「流花16-2油田群」が無事完成し、その稼働を開始した。新華社が伝えた。
同油田群のピーク時の年間生産量は350万トンにのぼり、自家用車400万台以上の1年分のガソリン消費を賄える。
中海油の関連責任者によると、同油田群は南中国海の深水エリアに位置する。中海油は各プロジェクトプランの論証と研究を展開し、深水井掘削、水中スマート坑井仕上げ、深水流動安全保障などの難題を前後して解消した。しかも初めて油ガス田水中生産システム開発モデルの全体設計と建設作業を中国が独自に完成させた。
同油田群の水中生産システムには主に、水中クリスマスツリー、生産管理、海底ケーブル、アンビリカルケーブル及び遠隔制御システム、海底パイプ及びフレキシブルパイプなどが含まれる。大多数の水中生産施設が国内初の応用となる。
同責任者は、同油田群の完成と稼働開始は、中国が独自の知的財産権を持つ深水油ガス開発プロジェクト技術体系をさらに完全なものにしたとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年9月21日