九州電力子会社の九電みらいエナジー(福岡市)は7日、4月から九州域外で電力の販売を始めると発表した。ウェブサイトに絞って申し込みを受けるなどしてコストを抑え、他の電力会社より割安な料金設定とする。九電グループとして家庭向け電力小売りのノウハウを蓄積し、九州外での事業拡大を目指す。
5日に経済産業省に小売電気事業者の登録を申請した。電力の取引ノウハウがある社員を九電本体から派遣してもらう。九電も将来的に九州外での電力販売を計画するが、当面は九電みらいエナジーに一本化しノウハウを蓄積する。電力の調達は卸売市場から行う。