税と社会保障の共通番号（マイナンバー）を記載した個人番号カードの本格交付が１月中旬から始まる。東京・板橋区役所では８日午前、予行演習も兼ねて区内に住む区職員にカードが交付された。区民への交付は来週後半以降に始める予定だという。全国の他の自治体でも１月中旬以降、交付が始まる見通しだ。

個人番号カードは12桁のマイナンバーを記載したプラスチック製のカードで、希望者に交付される。自治体の窓口でマイナンバーの提示を求められた際などに使う。希望者は昨年10月以降に自宅に届いた通知カードを基に手続きをする。

これまでに全国で個人番号カードの申請を受け付けたのは320万件ほど。申請が早かった順にカードを作成し、各自治体の窓口で住民に交付する。板橋区の申請件数は約１万２千件で、臨時窓口を設けるなどして交付作業に当たる。