日本電機工業会(JEMA)が25日に発表したエアコンなど白物家電の2015年12月の国内出荷額は前年同月比1%増の2201億300万円だった。8カ月連続で前年実績を上回った。暖冬の影響を受けたものの、主力のルームエアコンがプラスを確保したことなどが寄与し前年並みの水準となった。
品目別では出荷額が最大のルームエアコンが0.6%増の513億300万円と5カ月連続で増加した。半面、洗濯機は2.6%減の298億4100万円と3カ月ぶりの減少、冷蔵庫は2.9%減の356億3800万円で2カ月連続のマイナスとなった。
併せて発表した15年の白物家電の国内出荷額は前期比2.8%減の2兆2042億6000万円だった。天候不順の影響や1~3月に発生した消費増税前の駆け込み需要の反動減によりルームエアコンや冷蔵庫、洗濯機といった主要製品が軒並み前年実績を下回ったことが響き、2年連続で減少した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕