日本列島は25日も強い寒気に覆われ、西日本や本州の日本海側を中心に大雪、低い気温が続いた。鳥取県では土砂崩れで3人が死傷し、仙台市では交通事故で6人が死傷。交通網も乱れ、車の立ち往生が相次いだ。寒気は西日本から次第に緩むが、残雪による転倒や事故に注意が必要だ。
気象庁によると、佐賀市では25日朝、7センチの積雪を観測。長崎市や鹿児島市でも10センチ以上の雪が残った。名古屋市で1センチ、岐阜市でも3センチの積雪を記録した。
気温も低く、和歌山県の南紀白浜空港は午前1時台に過去最低の氷点下3.7度を記録。福岡市は午前9時に氷点下1.4度、熊本市では午前10時に氷点下1.1度を観測した。北海道では氷点下20度以下の地点が続出。下川町では午前6時26分に氷点下31.8度を観測した。
日本海側や東北でも大雪になり、新潟県魚沼市では25日朝、180センチ以上の積雪を記録。25日午前11時までの24時間降雪量は、福島県只見町79センチ、富山県高岡市54センチ、福井市39センチだった。〔共同〕