第一交通産業は29日、福岡交通圏のタクシー(453台)を2月1日から中国人客がよく利用する銀聯カードの決済に対応すると発表した。同社は既に車内での10カ国語通訳サービスも導入している。博多港に入港するクルーズ船などで訪れる中国人客の取り込みにつなげる。
対応するのは、福岡市と近郊の春日、大野城両市などのタクシー。北九州市や久留米市などの地域は含まれず、「利用状況を見ながら対応を検討したい」という。
同社は九州では鹿児島、宮崎両市の一部のタクシーに導入。今後は東京や大阪でも順次対応していく方針だ。