国土交通省と東京都は1日までに、2020年東京五輪・パラリンピックに向け、都内の道路標識に英語表記や路線番号を書き足し、増加が見込まれる訪日外国人旅行者に分かりやすくする事業を本格化させると発表した。既に実施済みの銀座や東京スカイツリー、国会の周辺に続き、秋葉原や羽田空港周辺でも3月末までに着手する。
対象は都内全ての国道と都道、一部の区市道。例えば神田川にかかる万世橋(千代田区)の標識は、現在は「Manseibashi」と読み方をローマ字で表記しているだけだが、橋を意味する「Bridge」を付け足す。
特に競技会場や観光名所などがある29区域は重点エリアに定め、国道や都道の路線番号を表記したり、電車の絵で駅の方向を示したりと丁寧に案内する。秋葉原や羽田空港周辺は重点エリアに含まれる。
国交省は埼玉、千葉、神奈川各県でも自治体と連携し改善を進める。〔共同〕