【ニューヨーク=共同】キューバ出身で2014年にプロ野球DeNAでプレーしたユリエスキ・グリエル内野手が弟のルルデス・グリエル・ジュニア内野手とともに亡命したことが8日、分かった。米大リーグ入りを目指すとみられる。AP通信などが伝えた。
グリエル兄弟はキューバのチームの一員としてドミニカ共和国で行われたカリビアンシリーズに出場していたが、滞在中のホテルから姿を消した。キューバ共産党機関紙グランマも事実関係を認めているという。
Y・グリエルはキューバ政府が選手の海外移籍を解禁した14年にDeNAに入団し、62試合で打率3割5厘、11本塁打の成績を残した。15年はけがを理由に来日せず、4月に契約解除が発表された。弟のL・グリエルも昨年12月にDeNAを自由契約になっている。