厚生労働省は2日までに、2014年度の病院モニター報告で寄せられた子供の誤飲事故357件のうち、たばこの誤飲が72件(20.2%)で最多だったと発表した。13年度は医薬品・医薬部外品がトップだった。
全国15施設の協力医療機関のうち、8施設の小児科が診察した事例をまとめた。厚労省は「たばこや灰皿を子供の手の届くテーブルに放置したり、飲料の空き缶やペットボトルを灰皿代わりに使ったりしないでほしい」と注意を呼び掛けた。
具体的には車の助手席にいた1歳2カ月の男児が、車内の灰皿にあったたばこを食べ、吐くなどしたケースがあった。たばこの誤飲は1歳前後に集中しているという。
ほかに「医薬品・医薬部外品」51件(14.3%)、「金属製品」43件(12.0%)、「プラスチック製品」39件(10.9%)などが続いた。〔共同〕