補償交渉をめぐる甘利明氏の事務所とUR、建設会社の関係
甘利明・前経済再生相をめぐる現金授受問題に絡み、都市再生機構(UR)の職員2人が、道路工事の補償交渉の相手側から飲食接待を受けていた。補償金の支払いに影響はあったのか、URは第三者に調査をゆだねるという。東京地検特捜部は一連の問題について捜査を進める。
UR職員2人、建設会社担当者から飲食接待
「コンプライアンス上、極めて不適切であり、誠に遺憾なことだ」。URの小山陽一郎コンプライアンス・法務室長は13日夕、東京・新宿のオフィスに集まった報道陣を前に頭を下げた。
UR職員を接待したのは、千葉県白井市の建設会社「薩摩興業」の元総務担当者・一色武氏(62)。道路工事をめぐる補償交渉の相手側だ。