虎ノ門ヒルズ森タワー(中央ビル群の左から二つ目)の周りに新たに3棟のビルが立ち並ぶ予定だ=完成イメージ、森ビル提供
森ビルは13日、東京都心の「虎ノ門ヒルズ」に、高層ビル3棟を新たに建てる計画を発表した。完成は2022年度を予定している。起業家を支援する「イノベーションセンター」を設けるなどして、ベンチャー企業の拠点化をめざす。
約3千平方メートルのイノベーションセンターは、森タワーの北側に建てる「ビジネスタワー(仮称)」(地上36階、19年度完成)に置く。事務所を持つ前の起業家が仕事をするスペースや、起業家と大企業の関係者が交流するサロンを設ける。600戸のマンションが入る「レジデンシャルタワー(同)」(同56階、19年度完成)には、子育て支援施設も設ける。
地下鉄日比谷線の新駅真上に建てるオフィスビル「ステーションタワー(同)」(階数未定、22年度完成)の最上部には、一般の人も出入りできる交流施設をつくる。3棟の開発の総事業費は約4千億円。