8月に開かれるリオデジャネイロ五輪の聖火台が、大会期間中は同市内の街の中に設置されることになった。同五輪組織委の広報担当がAP通信に明かした。
報道によると、聖火はマラカナン競技場で8月5日に行われる開会式の後、市中心部に移される。ただし「具体的な場所はまだ明かせない」としている。
夏季五輪では通常、聖火台はスタジアム内に設置される。2020年東京五輪のメインスタジアムとなる新国立競技場の建設案で聖火台を置く場所がないことが問題になったが、リオ五輪の場合、開閉会式と陸上競技を行うスタジアムが別々だ。「2カ所に聖火台を設けることは不可能」(組織委広報担当)であることから、聖火の設置場所が議論されていた。
リオ五輪の聖火は21日にギリシャで採火式があり、5月3日からブラジル国内でのリレーが始まる。(リオデジャネイロ=柴田真宏)