単独首位でスタートした永野竜太郎のティーショット
男子ゴルフのパナソニックオープン(千葉CC梅郷 7130ヤード=パー71)は21日、第1ラウンドがあり、熊本県益城町出身の永野竜太郎がノーボギーで6バーディーを奪い、2週連続で首位発進した。池田勇太、星野英正らが2打差の3位で、2週連続優勝を狙う金庚泰(韓)は2アンダーの13位。3年前の前回大会を制した川村昌弘はイーブンパーの28位で、片山晋呉は1オーバーの46位スタート。小田孔明は3オーバーの88位、宮里優作も4オーバーの103位と出遅れた。
■故郷が被災「自分は自分でしっかりしないと」
国内開幕戦から2週連続で初日トップに立つのは、記録が残る1985年以降では初めて。27歳の永野は冷静に分析した。「ラッキーな方に入った。風のない時にいいリズムでやれたのが一番大きい」。風が強くなかった午前組で回り、スコアを伸ばせた。
前週は故郷が被災した中、3位に入り、ゴルフでは手応えを得た。熊本について聞かれ、「向こうが一番大変なのは、一番わかる。自分は自分でしっかりしないと。背負っている感じはなく、背中を押されている」。思いを、ツアー初優勝へつなげられるか。