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2017年3月卒業予定の大学生・大学院生に対する民間企業の求人倍率(民間企業志望の就活生1人あたりの求人数)は、推計で1・74倍で、前年より0・01ポイント上がった。上昇は5年連続。リクルートホールディングスが21日発表した。
求人総数は前年より2・1%多い73万4千人。業種別では、流通業が4・8%、建設業が2・6%増えた。一方、金融業は6・2%減、製造業も0・3%減だった。
民間企業志望の学生数は前年から横ばいの42万2千人。従業員5千人以上の大企業を希望する学生が19・5%増の8万3千人だったのに対し、従業員300人未満の中小企業は12・1%減の9万9千人だった。リクルートワークス研究所の戸田淳仁・主任アナリストは「就職しやすい状況が続き、学生の大企業志向が顕著になっている」と話す。
調査は1~3月に実施。従業員5人以上の4504社と学生5380人の回答から推計した。