東京六大学野球の春季リーグは24日、東京の神宮球場で第3週2回戦があり、明大は慶大を破って1勝1分け、立大は早大に勝って勝ち点1を挙げた。立大が早大から勝ち点を取るのは2013年春以来6季ぶり。八回に大東(3年、長良)の本塁打で均衡を破り、田村(4年、報徳学園)が5安打完封した。明大は四回、3四球と2失策をからめて、打者一巡で5得点。水野(3年、静岡)が4安打完封した。
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明大10―0慶大、立大1―0早大
■前日初スタメンの大東が決勝弾 立大
八回に決勝点となるソロ本塁打を放った立大の大東は前日の1回戦で初めて先発出場し、この日の五回にリーグ戦初安打を打ったばかり。観客席へ飛び込む打球を目で追っていて一塁を踏み忘れ、慌てて戻る一幕も。「やってやろうと思っていた。チャンスで打てる打者になりたい」。初々しい戦力が、早大からの6季ぶりの勝ち点を引き寄せた。