単独首位で第3ラウンドを終えた野村敏京=AP
米女子ゴルフのスウィンギングスカート・クラシックは23日、カリフォルニア州デーリーシティーのレークマーセドGC(パー72)で第3ラウンドが行われ、ツアー2勝目を狙う野村敏京は3バーディー、2ボギーの71で回り、通算10アンダー、206で前日からの単独首位を守った。2位のリーアン・ペース(南アフリカ)、チェ・ナヨン(韓国)とは3打差。
前日37位の横峯さくらは二つ伸ばして通算1アンダーの17位に浮上した。アマチュアの畑岡奈紗(茨城・翔洋学園高)は通算3オーバーの39位、宮里美香は通算4オーバーの44位。
■野村「我慢できた」
野村が耐えながら71と手堅くスコアを伸ばし、ツアー2勝目に王手をかけた。2位との3打差を保ち、「寒かったし、風もあって大変だったが、我慢できた」と満足そうに振り返った。
1番で第1打をいきなり大きく右に曲げたが、打ちづらいライからきちっと刻んで「大きかった」と言うパーセーブ。その後も時折吹く強い風にショットが乱れながらも、小技でカバーして何度もパーを拾った。
4番で下り6メートルのフックラインを読み切ってバーディーが先行。9番で3メートル、10番は2・5メートルを沈めて連続バーディーを奪った。5番と12番で深いラフからのアプローチをミスしてボギーをたたいたが、「しょうがなかった」と割り切れた。
最終日も「きょうのようなゴルフをしたい」と野村。我慢の先に2勝目を見ている。(時事)