政府は26日、今年4月に採用された国家公務員のうち、女性の割合が34・5%だったと発表した。統計を開始した1963年度以降では最高だった。政府は、女性の採用割合を3割以上にする目標を掲げている。
4月1日採用の国家公務員に占める女性の割合は、政策の企画立案に携わる総合職では33・5%で昨年度を0・8ポイント下回った。一般職は36・0%(3・1ポイント増)、専門職が32・9%(3・8ポイント増)だった。男女全体の採用数は7036人で、大量退職に伴って昨年度より624人増えた。
河野太郎国家公務員制度担当相は会見で、「女性職員の割合が高くなり、霞が関のワーク・ライフ・バランスの見直しができるよう努力したい」と述べた。