インタビューに答える蒲島郁夫知事=29日午後、熊本市中央区、金川雄策撮影
熊本県の蒲島(かばしま)郁夫知事(69)は29日、県庁で朝日新聞の単独インタビューに応じた。同県などでの一連の地震で最大震度7の揺れが立て続けに発生したことは「想定外だった」と説明。過去の大規模災害と性格が異なったため、被災者対策や関係機関との調整について「対応がとても複雑になった」と語った。
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熊本地震では14日夜の前震と16日未明の本震で、最大震度7を観測した。地震発生後、蒲島氏がメディアの単独インタビューに応じたのは初めて。
蒲島氏はインタビューで、2度の激震で初動対応をとり直す必要に迫られたと説明した。大きな余震のたびに避難者数が増える今回の特徴を挙げ、「(被災者に)余震への恐怖心がある」と指摘。車中泊など屋外での避難生活に対応する必要に追われたと語った。