創価大の田中正義
今秋のプロ野球ドラフト会議の目玉として注目される創価大の156キロ右腕、田中正義(4年、創価)が30日、東京新大学野球リーグの東京国際大戦(さいたま市岩槻川通公園野球場)の1回戦に登板せず、試合後、右肩に炎症があるため投げられない状態であることを明かした。田中は「なるべく早く復帰したい」と話したが、岸雅司監督は「チームも正義の将来も両方取りたい。ただ、私としては正義がどんな状況でも(今季は)投げさせたくない」と語った。
田中は「2月ごろから違和感があった」という。今月5日のリーグ初戦は9回3失点で完投勝利を挙げたが、登板2戦目の23日は右手中指の爪が割れたとして二回で降板していた。
田中は創価高時代に右肩を痛めた経験があるが、今回の診断結果は肩関節の周りの筋肉が緩いことが原因とされたという。岸監督は「ちょうど投げ込みを始めようという時期に違和感が出て、十分な投げ込みができていなかった」と話した。