野球賭博に関わったとして警視庁に逮捕されたプロ野球・巨人の元投手・笠原将生容疑者(25)が、違法カジノ店でバカラ賭博をしたとして球団から処分を受けた後に、チームメートをカジノ店に誘っていたことがわかった。巨人が調査結果として29日に公表した。
巨人によると、2014年4月、遠征先の名古屋市内にある違法カジノ店で、笠原容疑者がバカラ賭博をしたとの情報が球団に寄せられた。球団が事情を聴いたところ、「中学・高校の先輩に連れて行かれた」と認めたうえ、バカラ賭博で80万円を受け取ったと説明したという。
球団は、笠原容疑者が「二度と賭博はしない」と反省したため、80万円を先輩に返却させたうえで罰金を科し、厳重注意処分とした。だが、笠原容疑者はそのころに野球賭博を始めたほか、高木京介元投手(26)ら巨人の複数の選手を違法カジノ店に誘っていたという。