G7エネルギー相会合が始まり、JR小倉駅付近を巡回警備する警察官=1日午後、北九州市小倉北区、金子淳撮影
G7エネルギー相会合が1日、北九州市で2日間の日程で始まった。今月下旬に三重県である伊勢志摩サミットにあわせて10都市で開かれる関係閣僚会合の一つ。各国の担当大臣が相次いで北九州入りした。欧州などでテロ事件が相次いでいるとあって厳重な警備態勢が敷かれている。
特集:G7外相会合
大臣会合の会場になるホテルに近いJR小倉駅では、制服姿の警官が2人1組で巡回、階段付近などの要所で行き交う人々に目を配る様子も多く見られた。
福岡県警は、欧州などでのテロの事例も踏まえ、駅や空港など不特定多数の人が行き交う「ソフトターゲット」への警備に重点を置く。県警は、テロ対策のための官民連携の仕組みを立ち上げ、最新のテロの状況や不審者を見つけるためのポイントなどの情報の共有を図る。第7管区海上保安本部も、空港や会場の周辺に船艇を派遣。不審船への立ち入り検査などを強化している。