ロボットが組み立てたミニカーを手に取る視察の参加者=北九州市八幡西区の安川電機みらい館
北九州市内で開かれていたG7エネルギー相会合が2日、2日間の日程を終えて閉会した。各国代表ら約20人は会合後、北九州水素タウンや安川電機のロボット村などを見学した。
九州ヒューマンメディア創造センター(同市八幡東区)では、地域全体でエネルギーを効率的に使う「スマートコミュニティー」事業の地域節電システムを見学した。北橋健治市長が環境・エネルギー分野での市の取り組みを英語で紹介。1960年代に顕著だった公害を克服した市の歩みや、アジア各地で展開する水道のプロジェクトなどについて、スライドを映しながら約10分間説明した。
その後、各国の代表らはホンダやトヨタの燃料電池車に試乗。安川電機ロボット村(同市八幡西区)内のみらい館では、ミニカーの組み立てを実演するロボットなどを見学した。(中川壮)