■山口那津男・公明党代表
憲法記念日に際し、「(憲法を)改正しろ」「それが争点だ」なんて言っている人もいますが、憲法、そんなにやたらに、しょっちゅう変えることはないんです。本当は、法律や予算を作ってやっていくことが一番大事。それでも間に合わなければ、憲法の考え方・解釈を変えて対応していくというのが柔軟な私たちの取り組みです。
どうしても憲法を変えなければ、この日本が前に進むことができなくて困るという時は、主人公である国民の皆さんの方から「ここを変えて下さい」という声が高まってくるでしょう。私たちはその時にはそれをしっかり受け止めたいと思います。今まだそんな状況ではない。憲法改正を選挙の争点にしようなどというのは、これはもういわば選挙の戦術に過ぎません。本当に憲法のことや国民のことを考えている人たちの声ではありません。(3日、愛知県東海市の街頭演説で)