4日正午ごろ、福岡市早良区小田部7丁目の市立原北中学校の運動場で、中学1年の男子生徒2人が倒れてきた鉄製の防球ネット(高さ3メートル、幅3メートル)の下敷きになった。福岡市教育委員会によると、1人が頭に打撲などの軽傷を負い、1人にけがはなかった。
市教委によると、2人は別の中学の野球部員。当時は練習試合中で、2人は外野付近で試合の進行を補助していた。強風で複数のネットが倒れ、このうち1台が2人の上に倒れてきた。2人は救急搬送されたが、その後帰宅したという。
市教委は「強風の際はネットを倒しておくか、固定するよう各校に指示する」としている。
福岡管区気象台によると、福岡市ではこの日、正午過ぎに最大瞬間風速18・9メートルを記録した。(小川直樹)