8日午前2時25分ごろ、大阪府八尾(やお)市美園町3丁目の近畿自動車道で、兵庫県姫路市の男性会社員(22)が運転していたオートバイを、車で近づいてきた男2人が奪い、そのまま乗って逃走した。オートバイは現在は生産されていないホンダの人気車種「CBX400F」で、大阪府警が強盗事件として捜査している。
八尾署によると、オートバイが同自動車道の上り線を走行中、黒っぽい乗用車に幅寄せされ、路肩に停車した。助手席から出てきたマスク姿の男が「降りな、しばくぞ」と脅してオートバイを奪い、そのまま運転して逃走。車も別の男が運転して逃げた。乗用車の2人はともに20代ぐらいだったという。
「CBX400F」は中古市場で高額で取引されており、会社員は同署に「時価300万円相当」と話しているという。友人男性(17)を後部座席に乗せて姫路市に帰る途中で、いずれもけがはなかった。