フィリピン・マニラで2014年10月、山梨県韮崎市の整骨院経営の鳥羽信介さん(当時32)が銃で撃たれ死亡した事件で、山梨県警は県内の元飲食店経営の男(42)ら数人を近く殺人容疑で逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。鳥羽さんには多額の保険金が掛けられており、県警は保険金目的で殺害された可能性があるとみて調べている。
県警によると、鳥羽さんは14年10月に仕事で訪れたマニラで、バイクに乗った男に射殺された。鳥羽さんと一緒にマニラに滞在したことがある数人から任意で事情を聴いたところ、元飲食店経営の男らが関与した疑いが浮上したという。
また、鳥羽さんが殺害された当時同行していた同県笛吹市の会社役員中村達也さん(当時42)も15年9月、マニラの路上で銃で撃たれ死亡しており、県警は関連を調べている。