大阪府池田市の整骨院が絡む交通事故保険金の詐欺容疑事件で、府警は11日、患者の通院日数を水増しして保険金約65万円をだまし取ったとして、元院長の玉手淳也容疑者(33)=同市豊島南2丁目、詐欺罪で起訴=ら男2人を詐欺容疑で再逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。
捜査2課によると、2人は昨年9月、玉手容疑者が院長だった「ときはる鍼灸(しんきゅう)整骨院」(3月に閉院)で、交通事故の男性患者と共謀して通院日数を1日から78日に水増しして損害保険会社に請求し、自賠責保険金64万7550円をだまし取った疑いがある。
2人は今年4月、別の患者の通院日数水増しで保険金約80万円の詐取容疑で逮捕された。この事件では、整骨院元経営者の羽田達也・池田市議(36)が「事件には関与していないが迷惑をかけた」として、大阪維新の会を離党している。