燃費偽装問題に揺れる三菱自動車に対し、日産自動車が巨額の出資を行い、事実上傘下に収める方向で最終調整していることが明らかになった。
特集:三菱自動車の燃費偽装問題
日産は三菱自が行う第三者割当増資を引き受ける形で、株式の3割強を取得する方向で調整している模様だ。出資が決まれば、日産は、三菱自の株式の3分の1をあわせて握る三菱グループの主要3社を抜いて筆頭株主となる。
日産と三菱自は軽自動車の開発を担う会社を2011年に共同で設立。三菱自は主力の生産拠点である水島製作所で、日産向けの軽自動車を生産するなど、軽については提携関係にある。