地震で被災した阿蘇ユースホステル=12日午前、熊本県阿蘇市、加藤諒撮影
阿蘇山のふもとにある「阿蘇ユースホステル」(熊本県阿蘇市)に、被災者やボランティアが無料で利用できる簡易宿泊施設が設置されている。
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同ホステルは、地震の影響で建物内に宿泊客を泊められなくなった。そこで、建物に隣接した1400平方メートルの休耕地を「ASOボランティアキャンプ」と名付け、テント3個とプレハブ小屋を設置した。敷地にはまだ余裕があり、宿泊者が増えればテントを増設する予定という。
ホステルを運営するNPO法人「国際スポーツソサエティ」の潮谷眞理事長(58)は、「被災者の中には車中泊をされる人や高齢者も多いと聞く。少しでも体を伸ばしてもらって、生活の活力を取り戻してもらえれば」と話している。
一般利用者も有料で受け入れている。問い合わせは潮谷理事長(090・9110・8101)へ。(加藤諒)