リオデジャネイロ五輪をイメージして自ら描いた絵を持つ上田藍
3大会連続の五輪代表に決まった上田藍がトライアスロンとは別の特技で、リオへの抱負を表現した。
トライアスロンのリオ五輪代表に上田藍ら4人
19日の記者会見後。目標を色紙にしたためてほしいと頼むと、迷わずペンをとった。約4分。自分がゴールテープを切り、首には金メダル。センターポールに日の丸を掲げるイメージを、さらさら描いた。
北京で17位、ロンドンは39位に終わったが、「いま一番脂がのっています」。先月のアジア選手権で優勝し、強豪がひしめいた今月14日の世界シリーズ横浜大会も3位。手応えはいい。
京都に暮らす両親はともに日本の伝統工芸、手描き友禅の職人だ。芸術一家に育った上田自身も幼い頃からお絵かきが得意。いまも練習の合間に、頼まれてキッズトライアスロン大会のTシャツをデザインしたり、お祝いで知人にイラスト入りのタンブラーを贈ったりしている。2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムも自らデザインして応募した。