男子1万メートルで日本人トップの3位に入った順大の塩尻和也(左)
陸上の第95回関東学生対校選手権大会は19日、横浜・日産スタジアムで開幕し、男子1万メートルはケニア人留学生のパトリック・ワンブィ(日大)が28分21秒69で初優勝した。日本選手トップは3位の塩尻和也(順大)で28分42秒56。女子円盤投げは藤森夏美(順大)が51メートル45で連覇を果たした。男子100メートル予選では桐生祥秀(東洋大)が10秒47で5組1着となり、20日の準決勝に進んだ。(記録は1位)
桐生、予選は10秒47 陸上関東学生対校
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【男子】1500メートル 秦将吾(山梨学院大)3分49秒69▽1万メートル パトリック・ワンブィ(日大)28分21秒69▽やり投げ 佐道隼矢(東海大)73メートル77
【女子】1500メートル 上田未奈(城西大)4分35秒14▽棒高跳び 倉持美喜(日体大)3メートル75▽走り幅跳び 山田優(筑波大)6メートル32=追い風参考▽円盤投げ 藤森夏美(順大)51メートル45
■塩尻、「本番」は6月
男子1万メートルで日本人トップの塩尻は「予行演習というか……」。本番は6月だ。1万メートルを走る全日本大学駅伝の関東地区の予選と、五輪出場をめざす3000メートル障害に出場する日本選手権が続く。今大会はそれを見据えて両種目にエントリー。「1万メートルはランキング3位だったので、力通りの走りはできた」と、2年生ながら落ち着いた表情で話した。