男子400メートル障害で48秒台で走った野沢啓佑
陸上の東日本実業団選手権最終日は22日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場であり、男子400メートル障害は、野沢啓佑(ミズノ)が48秒69の大会新で優勝した。日本陸連が定めた今夏のリオデジャネイロ五輪の派遣設定記録(48秒74)を再び突破した。男子200メートルは藤光謙司(ゼンリン)が20秒70(無風)で優勝し、高瀬慧(富士通)が20秒99で2位。決勝を欠場した飯塚翔太とケンブリッジ飛鳥が、予選で追い風(2・5メートル)参考記録ながら参加標準記録(20秒50)より速い20秒46、20秒49をそれぞれマークした。(記録は1位)
■野沢「リオ五輪は決勝に」
男子400メートル障害の野沢が好調だ。4年前、早大3年で初出場した日本選手権は6位で五輪に届かず、その後も世界選手権をあと一歩で逃してきた。「特に何かを変えたわけじゃない」。積み重ねてきた努力が実を結びつつある。山梨・南アルプス市の中学時代は、駅伝選手としても関東大会まで進んだ経歴を持つ。「リオ五輪は決勝に残りたい。まずは48秒台を安定して出すこと」と話した。
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【男子】200メートル 藤光謙司(ゼンリン)20秒70▽800メートル マロンアジィズ航太(自衛隊)1分50秒23▽5000メートル ジョン・マイナ(富士通)13分31秒26▽400メートル障害 野沢啓佑(ミズノ)48秒69=大会新▽1600メートルリレー リニアート(草野、中村、根岸、大西)3分17秒51▽走り高跳び 高張広海(日立ICT)2メートル16▽走り幅跳び 猿山力也(モンテローザ)7メートル68▽砲丸投げ 中村太地(東京・落合中教)17メートル90▽ハンマー投げ 保坂雄志郎(群馬綜合ガードシステム)70メートル17
【女子】100メートル 中野瞳(和食山口)11秒86▽400メートル 吉良愛美(アットホーム)54秒33▽800メートル 大森郁香(ロッテ)2分7秒08▽3000メートル 松崎璃子(積水化学)9分7秒27▽5000メートル ローズメリー・ワンジル(スターツ)15分23秒10▽400メートルリレー 七十七銀行(斎藤、伴野、山田、倉沢)47秒56▽走り幅跳び 中野瞳(和食山口)6メートル13▽砲丸投げ 吉野千明(日女体大職)15メートル17▽ハンマー投げ 佐藤若菜(東邦銀行)59メートル18