文化関係者文部科学大臣表彰を受けた桂歌丸さん
文化関係者文部科学大臣表彰を受けた落語家の桂歌丸さん(79)と、記者団とのやりとりは次の通り。
桂歌丸さんに文部科学大臣表彰 「実績があったかな」
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――表彰を受けた感想を。
責任を感じますね。落語ひとすじに進むより手のない人間ですから、ますます自分なりの落語というものをやってかなくちゃいけない。そういう気持ちで、あの表彰状をいただきました。
――今日の師匠の表彰を、(三遊亭)円楽さんはうらやんでいるのでは。
いや、んなことないですよ。彼だって、これからいろんなものをとれるんじゃないですか。その代わり、やっぱり落語道を踏み外しちゃだめだと思うんですよね、落語道を。そして、ああいうテレビの娯楽番組で、笑いを各家庭に送ること。それを心がけていけば、もっともっと大きな賞をとれると思いますよ。まあ、円楽さんあたりはね、賞をとるとしたら、天然記念物かなんかじゃないですか。
――新司会の昇太師匠は、自分の司会を「160点」だと言っていたが。
昇太さんは、芸風のにぎやかな人ですから、絶対に司会は暗くならないと思ってました。私の期待通りの司会をやってましたですね。でも、やっぱりすこーし硬くなっているような気がした。回答者対司会者ですからね、あの番組は。司会者対回答者ですから。だから、もっともっとぶつけてもいいなって気がしました。なに、慣れてくれば、昇太さんのことですから、どんどん突っ込んで行くと思いますよ。メンバーも慣れてくれば、どんどんどんどん昇太さんに突っ込むと思いますね。そのつっこみが返せないような人では絶対にないですから。あの人の落語を聞けば、おわかりいただけると思いますんでね。期待してます、私は。だめならすぐに私が戻っちゃうからいいよ。
――新メンバーの林家三平さんについて一言。