文化庁を数年内に京都へ全面移転する政府の基本方針を受け、文化庁は7月11日から、試行勤務の実験を始める。約10人の職員が交代で京都市を訪れ、勤務。約2週間にわたって、テレビ会議システムを使うなどして、東京の本庁との連携などについてどのような課題があるかを検証する。
文化庁移転「京都府警本部ふさわしい」 馳文科相が視察
実験は京都府庁旧本館(京都市上京区)と京都芸術センター(同市中京区)を拠点にする見通しで、宮田亮平長官らも視察する予定。
文部科学省や京都府、京都市などでつくる移転協議会は、具体的な移転時期や移転先、組織体制などを盛り込んだ行動計画を8月末までにまとめる方針。(守真弓)