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「球種やコース、何でも打たれる」敵捕手が語るイチロー

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-6-16 11:44:58  点击:  切换到繁體中文

 

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九回表マーリンズ2死一塁、日米通算で、歴代最多安打記録となる4257本目の安打を放ち、観客の声援にヘルメットを取って応えるイチロー=杉本康弘撮影


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イチローが、安打を積み重ねられる理由とは何か。大リーグの現役や引退した捕手に聞いたことがある。


イチロー、日米4257安打 大リーグ最多ローズを抜く


特集:イチロー4257


内野ゴロを安打にできる俊足、広角に打ち分ける技術……。色々な意見が出てくる中で、分かりやすかったのが、10年間大リーグでマスクをかぶり、ツインズで正捕手を務めるカート・スズキの言葉だ。「ハンド・アイ・コーディネーションが抜群。球種、コース関係なく何でも打たれる。彼を超える選手はいない」


意訳すれば「目でイメージするところに、きちんとバットが出てくる」ということだろう。テニスのバックハンドのようなスイングで、ワンバウンドしそうな低めのボール球を打てば、外角高めの変化球に対し、刀を斜めから切り下ろすようにバットを振ってヒットゾーンに飛ばす。細かい動きまで体を操れる能力があるからこそできる技だ。


それには「進化」を求め、「変化」を恐れない精神力が大きい。2009年、大リーグ新記録の9年連続200安打を達成したイチローはこう語っていた。「打撃に関して、これという最後の形はない。これでよし、という形は絶対にない。でも今の自分の形が最高だ、という形を常につくっている。この矛盾した考え方が共存していることが、僕の大きな助けになっている」




 

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