北海道警は19日、帯広署地域課巡査の大高一勢容疑者(20)=帯広市東12条南7丁目=と友田圭寿馬(かずま)容疑者(20)=同=を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。2人は「弁解することは何もない」と容疑を認めているという。
道警監察官室によると、大高容疑者は同日午前4時半ごろに同市東3条南8丁目の市道で、友田容疑者は同日午前7時20分ごろに同市東12条南7丁目の市道で、それぞれ酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑いがある。
2人は18日午後10時ごろから約2時間、複数の友人と河原でバーベキューをした後、音更町内のカラオケ店に約3時間滞在し、缶ビールや缶酎ハイを飲んだという。大高容疑者が運転する乗用車に友田容疑者を同乗させて寮に戻る途中、帯広市内で反対車線に停止していた乗用車に衝突したが、その場から立ち去った。2人は帰宅後に大高容疑者の乗用車のバンパーとナンバープレートが外れていたことに気づき、それぞれ自分の乗用車を運転して現場付近へ戻ったところで帯広署員に発見され、呼気検査で大高容疑者は基準値を超える0・35ミリグラム、友田容疑者は0・27ミリグラムのアルコールが検出されたという。
道警監察官室の白井弘光室長は「飲酒運転撲滅に取り組む中、警察職員による酒気帯び運転を発生させ深くおわびする。今後、捜査結果を踏まえ厳正に対処する」とコメントした。