男子100メートルで優勝したケンブリッジ飛鳥=西畑志朗撮影
陸上の第100回日本選手権第2日は25日、名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムでリオデジャネイロ五輪の選考を兼ねて男女15種目で決勝があり、男子100メートルはケンブリッジ飛鳥(ドーム)が10秒16で初優勝。2位には0秒01差で山県亮太(セイコー)が入り、桐生祥秀(東洋大)は10秒31で3位だった。勝ったケンブリッジと、すでに派遣設定記録(10秒01)を突破していた桐生が代表に内定した。
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女子3000メートル障害の高見沢安珠(あんじゅ)(松山大)、男子400メートルのウォルシュ・ジュリアン(東洋大)は五輪参加標準記録を突破しての優勝で、初の代表入り。男子やり投げは新井涼平(スズキ浜松AC)が84メートル54の大会新で3連覇し、初の五輪切符をつかんだ。
女子100メートルは福島千里(北海道ハイテクAC)が11秒45で7年連続8度目の優勝。同種目の7連覇は、98~04年大会を制した新井初佳と並ぶ最多記録。福島は日本女子の短距離選手初となる3大会連続の五輪出場を決めた。男子400メートル障害で初優勝の野沢啓佑(ミズノ)、女子やり投げ2位の海老原有希(スズキ浜松AC)も選考基準を満たし、代表に決まった。
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【男子】100メートル ①ケンブリッジ飛鳥(ドーム)10秒16②山県(セイコー)10秒17③桐生(東洋大)10秒31▽400メートル ①ウォルシュ・ジュリアン(東洋大)45秒35②加藤(早大)45秒71③北川(順大)45秒93▽800メートル ①川元奨(スズキ浜松AC)1分46秒22②横田(富士通)1分47秒45③三武(日大)1分48秒99▽1500メートル ①戸田雅稀(日清食品グループ)3分46秒66②冨田(西鉄)3分47秒10③加藤(JR東日本)3分47秒49▽400メートル障害 ①野沢啓佑(ミズノ)49秒14②松下(同)49秒31③小西(住友電工)49秒55▽走り幅跳び ①嶺村鴻汰(モンテローザ)7メートル93②城山(東海大北海道)7メートル83③手平(オークワ)7メートル72▽やり投げ ①新井涼平(スズキ浜松AC)84メートル54=大会新②村上(同)78メートル10③長谷川(福井陸協)76メートル50
【女子】100メートル ①福島千里(北海道ハイテクAC)11秒45②斎藤(岡山・倉敷中央高)11秒74③世古(CRANE)11秒75▽400メートル ①青山聖佳(大阪成蹊大)53秒04②青木(神奈川・相洋高)53秒66③樫山(至学館大)53秒76▽1500メートル ①木村友香(ユニバーサルエンターテインメント)4分14秒67②田中(兵庫・西脇工高)4分15秒43③飯野(第一生命)4分16秒61▽3000メートル障害 ①高見沢安珠(松山大)9分44秒22=大会新②森(積水化学)9分45秒27③三郷(スズキ浜松AC)9分54秒21▽棒高跳び ①青島綾子(新潟アルビレックスRC)4メートル10②今野(トーエル)4メートル00③我孫子(滋賀レイクスターズ)4メートル00(2、3位は試技数による)▽三段跳び ①宮坂楓(ニッパツ)13メートル44②小木曽(歩アスレチックス)12メートル95③岡野(ユメオミライ)12メートル89▽砲丸投げ ①太田亜矢(福岡大)15メートル88②郡(九共大)15メートル33③吉野(埼玉陸協)15メートル20▽やり投げ ①宮下梨沙(大体大TC)58メートル35②海老原(スズキ浜松AC)57メートル88③北口(日大)57メートル23