実弾などを不法に持っていたとして、沖縄県警は1日、いずれも米海兵隊キャンプ・キンザー所属の1等軍曹、ジョエル・トーマス・マクミラン容疑者(33)を火薬類取締法違反の疑いで、ジャマーカス・ラボン・テイト・シニア容疑者(35)を銃刀法違反の疑いでそれぞれ現行犯逮捕し、発表した。2人は別行動だったが、いずれも那覇空港でのX線検査で発覚した。2人は「持っているのに気付かなかった」と供述しているという。
豊見城署によると、マクミラン容疑者は1日午前8時半ごろ、那覇空港の航空会社のカウンターに預けようとしたキャリーバッグから、ライフル用の実包2発が見つかった。テイト容疑者は同日午前11時15分ごろ、機内に持ち込もうとしたリュックの中から、拳銃の実弾1発が見つかったという。いずれも「米国で所有していた私物」と説明しているという。
マクミラン容疑者は羽田経由で一時帰国する途中、テイト容疑者は東京へ観光に行く途中だったという。
那覇空港では5月にも、米海軍の2等兵曹が手荷物検査の際、実弾を所持していたとして逮捕されている。