華大基因「火眼」実験室内で3日午後、検査技師が試験管の拭い液をサンプルボードに加えた。実験室内で自動化抽出器2台が稼働していた。
実験室内の空気の流動を回避しようとして、PCR検査の検体を窓から渡す職員。記者・金振強撮影
武漢市の新型コロナウイルス感染症との戦いにおいて、「火眼」実験室は操業再開に向けたPCR検査、集中的なPCR検査・調査など複数回にわたって重点任務に参加し、1日で3万人分以上の検査を行った。
「火眼」実験室は現在、武漢から全国十数都市に進出している。さらにアラブ首長国連邦、ブルネイ、セルビアなど17カ国で使用され、世界の感染症との戦いで重要な役割を発揮した。
試験管の検体をサンプルボードに移す職員。
北京初のエアドーム型「火眼」実験室が6月23日、正式に運営開始した。同実験室は北京市大興区スポーツセンター内にあり、移動可能で自動化されている。アップグレードを経て9つのエアドームが16に増え、1日あたりの検査量が10万人分に達した。世界で1日あたりの検査量が最大の「火眼」実験室になった。
華大基因が運営する「火眼」実験室は現在の時点で、北京、武漢、深セン、天津など16の主要都市に進出している。全国の「火眼」実験室の1日あたり検査量は最大で20万人分を超える。
検体検査の準備をする職員。
武漢で生まれた「火眼」実験室は世界に向かい、感染症との戦いにおける「中国の名刺」になった。現在すでにアラブ首長国連邦、ブルネイ、セルビア、サウジアラビア、豪州、フィリピン、カナダなどの17カ国・地域に進出している。
華大基因の創業者である汪建氏によると、同社は武漢の「火眼」実験室を立脚点とし、国家重点実験室を申請し、「火眼」実験室の検査技術を感染症から先天欠損や腫瘍などの疾患に拡大し、産業クラスターを構築する。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年8月4日