安倍内閣の支持率の推移(第2次内閣以降)
朝日新聞社は2、3の両日、参院選(10日投開票)に向けた連続世論調査(電話)の3回目を実施した。安倍晋三首相の経済政策について、「見直すべきだ」55%が「さらに進めるべきだ」28%を上回った。参院選の結果、憲法改正に前向きな「改憲4党」の議席が参院全体で3分の2以上を「占めたほうがよい」は36%、「占めないほうがよい」は41%だった。
世論調査―質問と回答〈連続調査第3回〉
特集:2016参院選
内閣支持率は41%(6月18、19日の前回調査は45%)、不支持率36%(同36%)だった。
安倍首相の経済政策をめぐっては、自民支持層では「さらに進めるべきだ」52%が「見直すべきだ」33%を上回った。これが無党派層では逆転し、「さらに進めるべきだ」16%、「見直すべきだ」60%だった。
朝日新聞社が6月22、23両日に実施した参院選の情勢調査では、改憲に前向きな自民、公明、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党を合わせた議席が、憲法改正の国会発議に必要な3分の2をうかがう情勢。だが、今回の連続調査では、3分の2以上を「占めたほうがよい」との回答のほうが少なかった。自民支持層では「占めたほうがよい」59%、「占めないほうがよい」20%だが、無党派層では「占めたほうがよい」22%、「占めないほうがよい」48%だった。
一方、参院選の改選議席121議席のうち、自公が過半数を「占めたほうがよい」との回答は全体で44%で、「占めないほうがよい」は35%だった。
調査では連続して、仮にいま投票するなら、比例区ではどの政党に投票したいと思うかを政党名を挙げて尋ねている。第1回(6月4、5日実施)、第2回(同18、19日実施)、そして今回の推移をみると、自民39%→38%→35%▽民進12%→15%→16%▽公明7%→7%→7%▽共産7%→6%→6%▽おおさか維新の会6%→4%→7%などとなった。無党派層の比例区投票先は自民14%、民進17%などとなり、連続調査で初めて民進が自民を上回った。