質問に答えるバングラデシュのカーン内相=5日、ダッカ、渡辺淳基撮影
バングラデシュ・ダッカの人質立てこもり事件で同国のカーン内相が5日、朝日新聞との単独会見に応じた。実行犯らと過激派組織「イスラム国」(IS)の関係について「IS指導者の思想が一握りの国民を引きつけたのかもしれない」と述べ、インターネットなどを通じて何らかの連携があった可能性を認めた。
特集:ダッカ襲撃事件
事件では、ISバングラデシュを名乗る組織が犯行声明を出したが、カーン氏は当初、ISの関与を否定していた。5日の内相声明でも地元過激派による犯行との見方を変えていない。
一方で、カーン氏は朝日新聞との会見では「この種の大規模テロは初めてだ」と述べ、「バングラデシュにとって新しいことだが、世界では新しくはない」とも指摘。中東や欧米などに広がるISが絡んだテロなど「世界的な脅威」の中で起きた事件と位置づけた。
IS本体がバングラデシュでの…