茨城県龍ケ崎市の川に女性の遺体が遺棄された事件で、女性の上半身には数十カ所の傷痕があることが、県警への取材で分かった。死体遺棄容疑で逮捕した県立高校２年の男子生徒（１６）＝同県つくば市＝は、「声をかけずに後ろから何度か刺した後、川まで引きずっていった」と供述しているといい、県警は強い殺意を持って犯行に及んだ可能性があるとみて、殺人容疑も視野に調べを進めている。

高２、４２歳女性遺棄容疑で逮捕 茨城・龍ケ崎の川に

県警によると、７日の司法解剖の結果、背中などには刺し傷を含め傷痕が集中していた。先のとがったものが凶器として使われたとみられ、死因不詳としながらも、出血性ショックなどと推定できるという。

県警によると、遺体で見つかったのは同県牛久市上柏田２丁目、進士（しんじ）康子さん（４２）。生徒は６月３０日夜、進士さんの遺体を遺棄した疑いがある。

捜査関係者によると、生徒は７…